生活習慣病:緑内障



生活習慣病の基礎知識:緑内障

 

生活習慣病の基礎知識:緑内障

 

眼圧の上昇による視神経の障害

 

古くから「あおそこひ」とも呼ばれ、眼の中の圧力(眼圧)が、何らかの原因で高くなったために眼内の血液循環が悪くなり、視神経が障害され、ときに失明することもある病気です。

 

眼圧は眼の中にある房水という透明な液体が循環することにより、正常な場合は10?20mmHgの圧力が保たれています。

 

房水は毛様体というところで造られ、後房から前房を経て隅角にある房水排出口から眼の外へ流れ出るという循環経路を通っています。

 

房水が異常にたくさん産生されたり排出路が通りにくくなったりすると、房水がたまってしまい眼圧が高くなるのです。

 

二つのタイプの緑内障

 

緑内障には房水排出路の障害されている部位によって、閉塞隅角緑内障と開放隅角緑内障の二つの型があります。

 

閉塞隅角緑内障は、もともと体質的に通常よりも狭くなっている隅角が、何らかのきっかけで虹彩の根もとでふさがれるために急激に眼圧が上昇し、ときに50?60mmHgにまで達する緑内障です。

 

突然眼が激しく痛み、頭痛、吐き気、嘔吐などの症状に見舞われます。

 

角膜は曇りガラスのようににごり、強い充血がみられます。

 

このような発作がおきたときは、すぐに適切な治療をすれば眼圧も下がり、予後もよいのですが、診断を間違えると失明する危険のある急性緑内障です。

 

これと対照的に開放隅角緑内障では、隅角は正常ですが排出路の機能が悪いために房水の流出が滞り、眼圧がいつも25?30mmHg程度に軽度上昇した状態がつづいている緑内障です。

 

眼圧の上昇が軽度であるため自覚症状はほとんどなく、知らないうちに視神経の障害が進行し、視野にも欠損が現れてきます。

 

病気に気づかず、治療を行わなければ失明の可能性がある慢性の緑内障です。

 

四十代以降に発症する代表的な成人病であり、ふつうの視力検査ではわかりません。

 

人間ドックなどの総合健診で早期に発見することが必要であり、早期治療が望まれる疾患です。

 



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